2009年04月17日

SRエンジンに多いロッカーアーム飛び
eg_3_.jpg比較的、SR20エンジンは、ロッカーアーム飛びが多いと言われています
比較しているのは、ドリフト走行前提の車輌エンジンね
そもそも、どんな原因で飛んでしまうのか?
主な原因は・・・シフトミスやオーバーレブによるエンジンの回し過ぎや、
エンジンオイルが高温になりすぎて油圧が垂れ、クリアランス不足によるものが多いですね。


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↑この写真は、某大会に出場中の三上S14シルビアのSRエンジン
鈴鹿サーキットにて練習走行時に「もっと回転上げて踏んできて!」という私のリクエストに
「これ以上踏んだら(回したら)絶対にロッカー飛ぶよ」というドライバー三上の予告どおり
本当にロッカーアームを飛ばしてピットへ戻ってきました。

私、岡崎はロッカーを飛ばした経験が無いのですが、「あっ飛びそう・・・」という感覚は
長年ドリフトをしていると養われるものなんですねぇ
ロッカーアームが飛んでしまうと、もちろん自走は無理です

eg_9_.jpgeg_10_.jpgドリフト走行中に、気が付いた時には・・・
「飛んでいた」というのが普通の感覚で
■1気筒死んだみたい
■力が無く、吹けない・・・
■エンジンが妙に振れている
というような症状が出ます

エンジン内部を知らない方は(ごく普通の人)ここで諦めてレッカーで運びましょう
もちろん、エンジンを掛けてブンブン!なんて絶対にしてはいけません。
被害を拡大させてしまうだけです。

何がどのようになってしまったのか?はエンジンを開けてみないと分かりませんが
割れたロッカーアームなどがカムシャフト等を傷つけたり、バルブを曲げてしまったり、
飛んだ破片が行方不明な場合は、隅々までエンジン内を探し、
無い場合はオイルパンを取って確認する必要があります。
これで、エンジンがお釈迦になってしまう可能性も非常に高いので、リスク「大」です

こうならない為の心掛けは
■エンジンを回しすぎない
■油圧を確保する=エンジンオイルの油温を上げ過ぎない
■PITへ戻った時に、油圧計が最低2キロを保持できるエンジンオイルを選ぶ

■ロッカーアーム飛びを防止する部品装着、対策品のラッシュアジャスターに交換
といった対策も効果的です。

がしかし、絶対に飛ばないわけでは無いので無茶しないで下さいね!
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